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鞭打ち症は、交通事故などによる損傷で非常に治りにくく、トラブルの多い病気です。 文字どおり、追突などの衝撃で、首が鞭のようにしなることで生じる損傷です。 |
自賠責保険での受診 |
自動車事故による被害者が、鞭打ちなど事故によるケガや障害の治療を受ける場合、加害者側の自賠責保険により治療費が支払われます。
保険会社の担当者によっては、整骨院への通院や鍼治療を、避けるような話をする方もいるようですが、整骨院への通院も、鍼治療も自賠責保険が使え、治療費は無料です。(被害者の負担は0円) |
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当院の治療を受けたい場合は、まずはお問い合わせ下さい。手続きは、直接治療に来院されてからでもかまいません。その場合でも治療費はかかりません。 |
治療方法や、手続きの詳細は、このページの後半をご覧ください。 |
交通事故被害者のため |
日頃、私どもは、交通事故の被害者の方から、保険会社の対応や損害賠償に対して不満の話をよく聞きます。保険会社は被害にあわれた方のつらさや痛みに関係なく、事務的な対応します。まず、保険会社の言いなりに唯々諾々と従うだけでなく、被害者としての権利を正々堂々と主張すべきです。
保険会社の対応に不満や疑問をがあっても、個人と会社との交渉は、難しいものです。 当院では、交通事故に詳しい弁護士事務所をご紹介しております。
主な相談内容
・保険会社からの示談提示金に不満がある。 ・保険会社から、一方的に治療の打ち切りの話があった。 ・交通事故後の休業損害など、お金に関して不安がある。
など、御相談は様々です。気軽に御相談下さい。
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なぜ鞭打ち症がつらいのか |
後方からの追突の例で説明すると、追突と同時に、 まず頚は後方に倒れます。その後すぐに、慣性によっ て前方へ戻されます。この動きは一瞬です。首の骨 は、前に倒れた瞬間に軽くつぶされ、傷がつく場合が 多くあります。骨のキズは、事故直後のレントゲン写 真や、MRIによる画像に異常が現れませんが、時間 が経つと、レントゲン写真に変化が表れ、後から徐々 に症状が重くなり、治療が長引く原因だと考えらわれ ます。
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その為、できれば受傷直後に、レントゲン写真を撮ること、症状が長引いた時は、もう一度写真を撮り、受傷後の写真と比較することが大事です。レントゲン写真は、後遺障害の判断材料として、貴重な証拠となります!
当院の経験では、横や斜めから衝撃を受けた事故は、前後に振られた時より、首へのダメージが強いです。重い頭を、細い首だけで支えている首の付け根は、一番衝撃に弱い場所です。
首には、肩や背中、腕の感覚、運動に関係する神経が集まっており、重要な自律神経も多く集まっています。急激な振り子運動により、軟部組織(筋、靭帯等)が損傷し、神経が圧迫され、腕神経叢が急激に引き伸ばされてしまいます。
初期は少し頭が重い、首肩が張る程度の症状が、しだいに、強い頭痛、首の強張り、回せない、腕がしびれる、だるくなるなどの症状が強くなってきます。特に横からやられだ場合は、吐き気、めまい、耳鳴りなど、神経の症状が重います。 |
症例1 25才 女性 |
左側の事故3ヵ月後のX線画像は、頚椎捻挫特有の頚椎中段の彎曲が、消失(曲線が折れた状態)しているが、骨は異常なし。
右側の1年後のX線画像は、頚椎中段の彎曲は少し改善されているものの、骨に軽度の変形(つぶれ)が現れているのが見られます。 |
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症例2 23才 女性 |
左は事故2ヵ月後の画像、右は更に1年後の画像。
上の画像と同じく、1年後の画像では骨の上に軽度の変形(つぶれ)が現れているのが見られる。 |
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治療について |
どのような病やケガでもほとんど同じですが、受傷後、早い段階でしっかり対処をしていると、その後、症状は改善しやすくなります。
鞭打ちの受傷後、日が浅い時期は、筋緊張も強くなく、現れる症状も軽く感じますが、この時期から治療を始めましょう。
治療の流れは、まず問診や、徒手検査や、理学検査を行い、損傷の部位や程度などを把握し、状況をご説明します。
事故後、他の医療機関を受診されているであれば、その時のレントゲン写真や、その他の検査結果などがわかればお伝えください。
治療は、電気治療、手技療法、牽引、干渉波、超音波など、症状によって組合せ、すこしでも早く改善するよう努めています。
また、日常生活の中での運動療法、ストレッチなども指導いたします。
当院では、重症の場合は鍼治療をお薦めしています。
鍼治療は、鞭打ちに伴う、筋肉のこわばりを緩和し、痛み、しびれの鎮静のみならず、吐き気、めまいなどの自律神経の症状改善など、治療効果が高いことが証明されています。
むちうちの治療期間は、一般的には3〜6ヶ月と言われていますが、当院の総合的治療法では、特別な症例を除いて、治療期間を半分以下に短縮できます。 |
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自賠責保険で治療する場合の手続き |
事故直後に救急で受診した医療機関から、様々な理由で、別の医療機関に変えたい時も同様の手続きです。 |
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当院の治療を受けたい場合は、まずはお問い合わせ下さい。手続きは、直接治療に来院されてからでもかまいません。その場合でも治療費はかかりません。 |
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@被害者本人が、加害者の自賠責保険会社の担当者に連絡を取り、治療を受けたい病院、整骨院、治療院など医療機関の名前や、連絡先を告げます。 A保険会社が、そこでの治療を了承すると、保険会社から医療機関に連絡が入り、医療機関側と治療内容や治療費について話します。 B被害者が、その医療機関での治療を受けると、治療費は、毎月医療機関側から、加害者側の保険会社へ請求され、保険会社が支払います。被害者側の治療費負担はありません。 |
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ポイント ----------------------------------------------------------------- 1)どのような治療を受けるかは、被害者側の選択です。 保険会社や加害者が決めるわけではありません。
2)症状が軽く見ないで、できれば早く治療を受けることと、自覚症状があれば、 完治するまできちんと治療しましょう。 |
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