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世界各国で、パソコン業務が急速に増大し,パソコン作業に関連して生じる障害が問題なっており、欧米諸国での勤労者集団を対象とした調査によると、作業関連の筋骨格系障害や頸肩腕部の痛み等の年間有訴率が、14〜46%と報告されています。米国では、「RSI(Repetitive Stress Injury:反復性ストレス障害)」といいます。
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主な症状の特徴 |
1、 手首が、仕事の時間経過に伴い痛くなり、動かなくなる。 (腱鞘炎になることもある) 2、 肩及び腕全体が重く、痛む、又は痺れる。(胸郭出口圧迫)
3、 肩こりがひどく背中が痛い、偏頭痛を伴う。 4、 指先のシビレ、握力の低下(箸も使いにくくなる) 5、 肘の痛み、テニスエルボーに似た症状。
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「マウス症候群」の発生原因を突き止めよう |
当院の統計では、マウス症候群患者の8割以上が、肩鎖関節と関連があります。
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←正常な肩鎖関節 |
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←肩鎖関節がずれた状態 |
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肩鎖関節障害は、肩を酷使する職業の人やスポーツマンに多く認められますが、 臨床では、脊椎の構造的な変化により誘発されている例も数多くみられます。 肩鎖関節は、皮ふの直下にあり、表面には筋肉が少なく、上肢全体の重さを、 鎖骨を通して脊椎にぶら下げいる状態です。 その為、軽微な外傷や外力ストレスでも関節のじん帯が伸びやすく、時間が 経つにつれ関節がずれてしまい、炎症を起します。 このような状態で、長時間PCへの入力などで肩を酷使すると、首と鎖骨上の 筋肉が硬くなります。周囲の神経や血管が圧迫され、首肩の痛み、腕の痛み、 背中の痛み、頭痛、肩凝り、しびれ、冷感など様々症状が発症してきます。(胸郭出口症候群に似た症状)
更に、腕の神経は、周囲の交感神経と密に複雑なネットワークを構築しているので、 自律神経様症状を訴えることも多くみられます。 女性では、20〜30代に圧倒的多く、なで肩の人で、首肩周辺の筋肉の発達が悪い人によくみられます。 逆に、男性の場合では、過去にラグビーやスキーなど、激しい運動暦があり、 首が短く、いかり肩で、筋肉質の方に多くみられます。
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CMNSチェック表 |
※ 5項目以上で「要治療」 17項目以上で「重症」 |
当院の総合治療 |
上部頚椎の病変は、今までの西洋医学の盲点であり、あまり重要視してこなかったようです。 当院では、頚部の緊張を改善することで、頭痛やめまいを治療してきました。当院に限らず、この頚部の筋緊張による、頭痛やめまいなど様々な症状の改善に対する鍼治療の効果には、昔から定評があります。 “頚性神経筋症候群”で有名な東京脳神経センターでも、鍼の効果が再認識され、治療法として取り入れているそうです。
当院の臨床経験から、上部頚椎と後頚筋の異常は、外傷で引き起こされるだけでなく、脊椎(骨盤も含む)や心身の全体的なアンバランスにあると考え、元の原因を探ります。 その原因によって、鍼治療やストレッチなど運動療法などを併用し、完治する計画を作ります。 大本の原因よっては、頚以外の部分へも治療を行います。
鍼治療は非常に有効な治療法ですが、その他にも、低周波治療、耳ツボ療法など様々な方法で治療を行っています。 症状にもよりますが、治療期間は、週2回で、約2ヶ月です。
まずは、頚部や体の状態を、問診や徒手検査などで、把握してから治療を始めるので、問診から治療まで、初診時は約1時間強の時間がかかります。 可能ならば、月曜、火曜、金曜、土曜の午前、または水曜の午後にいらしてください。
“頚性神経筋症候群”が注目されてから、多くの方が来院されるようになり、その治療効果から、頚部の問題を解決することが、様々な症状を改善することであると、改めて確信しています。
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